怖いのは幽霊ではなく人間 「零 紅い蝶」 [ゲームレビュー]
最近、「零 紅い蝶」というゲームを買いまして、楽しくやりこんでます。
「零 紅い蝶」は、謎の村に迷い込んだ双子の少女が、幽霊を撃退することができるカメラを片手に、その村の脱出路を探索していくいわゆるホラー系のアドベンチャーゲームです。
ホラーゲームなので、刃物でずたずたに切り刻まれた男だとか、首が折れている着物の女だとか、不気味な笑いをうかべる少女の人形だとかが主人公に襲いかかってきます。
初めは、こわいよーこわいよーとか妻に言いながら、逃げ回ってばかりいました。
が、慣れてきますと、大ダメージを与えらえるシャッターチャンスの瞬間だとか、コンボ攻撃の入れ方だとかが分かってきて、
だんだん幽霊を撃退するのが楽しくなってきます。
それどころか、幽霊を倒したらもらえる経験値(みたいなもの)の欲しさに屋敷中の幽霊を探し回るゲームへと変貌します。
主人公「どこ?どこ?どこにいるの?」
「いるのはわかってるよ。隠れたって無駄だよ。フィラメントが反応するからね」
「ふふふ、籠の中かな。それとも押し入れの中かな」
「ねぇ、出てきて一緒に遊ぼうよ」
「ふふふ……」
「 見 つ け た 」
幽霊 「!?」
これじゃあどっちが化けものなのか分かりません。
しかもクリアした後はスコアアタックモードというのが登場し、何度も幽霊たちをカメラで襲うことができます。
ハイスコア欲しさに、逃げまどう幽霊を執拗に襲う主人公。
幽霊たちは、非業な死を遂げただけで、生前はみんないい人たちだったのに……。
このゲームで、幽霊の怖さよりも人間の怖さを見た様な気がします。
零~紅い蝶~ PlayStation 2 the Best | |
おすすめ平均 ゲームとしては楽しめますがストーリーが最悪 女の敵キャラカワユス ゲームはもちろん映画を含めて最恐! ジャンルを超えた、日本ホラーの到達点 あなたの知らない世界 Amazonで詳しく見る by G-Tools |